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★商品説明★ 日本礼道小笠原流煎茶 上巻下巻揃 煎茶道教本 家元 諸泉祐陽
諸泉祐陽 著 主婦の友社 発行 上巻 1977年初版 270ページ 下巻 1978年初版 279ページ カラー(口絵写真) 本文モノクロ 函入 銀箔押し布張り上製本
※絶版
日本の煎茶道の中でも主流のうちの一角、 日本礼道小笠原流煎茶の家元が記した、実際の席飾り、煎茶道具飾りと、それぞれの煎茶道具について、 初歩から上級者向けの重要な点前の手順を、豊富な連続写真とともに網羅して全ニ冊の本にまとめたもの。
重要な手前から、客作法に至るまで連続写真で丁寧に解説、 主な煎茶道具解説については、最高峰の唐物・和物の銘品ばかりを集めて紹介。
家元・各支部においての正式な各種行事のカラー写真がふんだんに盛り込まれ、 その貴重な煎茶道具の取り合わせ、席飾りを惜しみなく公開。 各巻の「道具組み」では、使用された煎茶道具のリストもあわせて収載。
今となっては大変貴重な、愛好家必携の資料本・教本です。
上巻【序文より】 家元 諸泉祐陽 人と人とのふれあいは、楽しいものです。 はじめての人にお目にかかるときには、その人がどんなかたかを知ろうとする楽しみがあるし、存じあげている人に会うときには、親しさやら、なつかしさやら、関連しての思いに包まれます。 一期一会という言葉には、きびしさとともに、こうした楽しさも含まれているのではないでしょうか。 人と人とのふれあいのうえで、肝要なのは礼法です。親しき中にも礼儀あり、ともいわれますが、礼法がなければ、人と人とのよりよいふれあいは生まれません。 祖父・諸泉祐道が、煎茶道に小笠原礼法をとり入れて、当流を創流した意義もまた、ここにあったといえましょう。 このたびおすすめをいただいて、「日本礼道小笠原流煎茶」上、下二巻を刊行することになりました。 先代・諸泉祐正が「小笠原流煎茶基本教書」を刊行して以来のことで、当流にとっては現在最もよくまとまった煎茶テキストといえましょう。 煎茶道を学ぶには、心と技の両面からの習練がたいせつです。礼法とともに、煎茶道の歴史や、道具についての鑑賞の知識を深めたりして、心の面での修練を重ねると同時に、先生についておけいこを繰り返して、技の面でも習練を怠らないようにしてほしいと思います。 この本をそうした習練の一助として、ぜひ活用してください。 〔カラー〕 家元の点前 太宰府天満宮における家元献茶 煎茶の点前 丸盆点前 角盆点前 茶具台点前 茶布敷点前 器局点前 棚式点前 いろいろの煎茶席 煎茶に使われる道具 上殿峨山宗匠の点前 〔一色〕 日本礼道小笠原流とその雁史 煎茶の席のしつらえ方 一畳の中での点前座の設け方 四畳半の部屋の点前座と客座(その一) 四畳半の部屋の点前座と客座(その二) 六畳の部屋の点前座と客座(その一) 六畳の部屋の点前座と客座(その二) 八畳の部屋の点前座と客座(その一) 八畳の部屋の点前座と客座(その二) 八畳の部屋の点前座と客座(その三) 立礼の部屋の点前座と客座 ☆口絵「いろいろの煎茶席」の道具組み 割りげいこ 連続写真解説 おじぎの仕方 立ち方 扇子の扱い 入席について 退席について 本懐紙の折り方 菓子器の持ち出し 盆の持ち出し 茶巾と盆巾の作り方 茶托のふき方 茶碗のふき方 茶巾のしぼり方 丸盆のふき方 角盆のふき方 一文字盆のふき方 菓子と茶のいただき方 丸盆点前 角盆点前 茶具台点前 茶布敷点前 香合炭点前 器局点前 香筒炭点前 棚式点前 煎茶の道具 掛け物 涼炉 瓶掛 湯沸 水注 急須 対鑵 湯ざまし 茶碗 茶托 茶入 茶合 茶巾筒と盆巾筒 炉屏 結界 建水 蓋置 器局と器局棚 棚 茶櫃 茶箱 旅茶箱 竹炉 長板 すのこ 茶布敷 茶具台 大盆 丸盆 角盆 対閑盆 一文字盆 烏府 炭 火箸 羽箒 炉扇 瓶床 香合 香炉 香筒 もたせ 菓子器と菓子鉢 花入 扇面 双月 振出し 天目台 高坏 両器台 献茶盆 香花台 ■カラー口絵写真 いろいろの煎茶席 道具組み ●長崎 花月の展観席(長崎県迎合支部) 床 掛け物 費隠禅師一行書「三口耳聾似鉄山」 屏風 鉄翁褝師筆四君子一双 柱杖 唐上天童山産黎子 払子 堆朱 ラクダ毛 如意 天然木形 卓 東大寺大講堂形 金地螺鈿春日卓 寧楽立富 香炉 春徳寺開山伝来物 香筒 唐物古竹 葡萄蒔絵 筒受 白玉夕顔 花入 唐津焼 文房具 硯 端渓闌亭古硯 鉄翁所持 墨 故開文唐古墨 水滴 平戸焼 筆 アカシア製 筆洗 亀山焼 書手本 王義之書拓本 蘭亭記 印 鉄翁所持 肉池 唐物染付 灯 無尽灯 文鎮 青銅宝来船 茶具 炉屏 神代杉古木両面彫 提籃 唐物 菓子筒 秋草蒔絵 春慶塗 涼炉 「永日茶烟香」 音羽焼 涼炉台 古瓦 湯沸 上手式 白泥 茶入 古銅筒形 帛紗 ジャワ更紗 茶合 象牙山水絵 唐物 急須 朱泥 茶碗 古染付唐物 替 オランダ 盆 彫刻 替 菊花盆 茶托 十字人 薩摩古錫 水注 紫泥 唐山恵孟臣製 一閑盆 寄木 唐物 蓋置 鵬ケ崎 盆巾筒 古伊万里 茶巾筒 斑唐津 建水 伊羅保 瓶床 押蓮 ●長崎 花月・富士の間(時風会席) 床 掛け物 即非禅師筆一行書 双幅 「要明心地印」「須透祖師関」 茶具 炉先 青竹 棚 器局刪 紫檀 涼炉 白泥 涼炉台 室泉 湯沸 萩焼 水注 唐 津焼 茶入 唐物 茶合 古竹「清風」 急須 萩焼 茶碗 絵唐津 茶托 古錫蓮形 茶巾筒 赤絵 ●長崎 花月・竜の間(渓水会、無心会席) 床 掛け物 木下逸雲筆 武陵桃源之図 盛り物 百事大吉 盆 唐物 脇床 楽器 結界 煤竹 茶旗 清風黄檗山管長筆 竹籠涼炉 煤竹 鵬ヶ崎 湯沸 備前豊丘造 急須 古萩 坂田新兵衛造 茶碗 古萩 坂田新兵衛造 茶入 古錫 茶托 木瓜形唐物 茶合 海松彫刻 紅葉鹿 水注 古錫茶巾筒 呉須赤絵 蓋置 みかん形 香合 鶴 輪島 助市作 煙草盆 紫檀 菓子器 萩焼 建水 備前焼 大丸盆 家元好輪島塗 ●太宰府天満宮 御幸席(北九州支部席) 屏風 御幸之図 天満宮蔵 茶筥 唐草きんま 雪斎作 茶碗 赤絵 道八造 急須 染付 竹泉造 茶入 唐物 茶合 鉄哉作 香合 温石金螺鈿 柚田光政作 水注 寿桃染付 竹泉造 平涼炉 染付 春峰造 湯沸 銀瓶あられ 菓子器 輪華盆 光春作 建水 茶巾袋 浄益作 茶布敷 あけぼの 草木染 ●太宰府天満宮 曲水席(福岡支部席) 几帳 天満宮蔵 吊灯籠 天満宮蔵 花入 古備前 棚 総桐献茶刪 香花台 硯筥 硯 端渓 香炉 鍋島金火屋周縁寿透かし 香筒 筆香筒 茶碗 唐物 嘉慶年製 急須 唐物 茶托 唐物錫製 水注 唐物朱泥 茶入 高 取焼 茶合 加納鉄哉作 烏府 竹雲斎作 涼炉 唐革染付 菓子器 上野焼 紅陽造 ●太宰府天満宮 梅香席(久留米支部席) 瓶掛 玉祖焼 可笑造 湯沸 銀瓶打出 山中源兵衛作 茶碗 大理石 急須 大理石 茶入 大理石 茶合 大理石 茶巾筒 大理 石 水注 玉祖焼 可笑造 建水 玉祖焼 可笑造 梅花盆 ●大分支部席 硯屏 縄文屋久杉 棚 西王母棚 香炉 唐物 香筒 紫檀螺鈿 瓶掛 青銅唐物 湯沸 赤銅唐物 水注 朱泥唐物 茶入 唐竹 茶合 べっこう 急須 朱泥唐物 茶碗 朱泥 唐物 茶托 錫唐物 茶巾筒 玉柤焼 菓子 盆 爪紅盆 建水 李朝 烏府 唐物平島府 ●鹿角市 秋田支部席 床 掛け物 「白雲抱幽石」 黄檗有声軒三鎧筆 花入 李朝青磁 花 てっせん しまがや 茶具一式 全器上野企救焼定紋入 熊谷光峰造 茶合 煤竹定紋入 茶托 錫定紋入 中山源兵衛作 炭具一式 家元好 香合 甲赤 葵春作 香 沈丹 涼炉 素焼定紋入 春月造 湯沸 同 羽根 峰鷹 火箸 銀四方頭 瓶床 籐 器局棚 籃貽漆器 竹邑斎作 一文字盆 家元好 一松唯作 対閑盆 一松堂作 結界 青波 瑞作軒作 茶 青嵐 上林 菓子 定紋菓 くらた製 菓子器 籃胎漆器 竹邑斎作 ●鹿角市 大館支部席 床 掛け物 「山浸水遠」黄檗正典筆 菓物盛 芭蕉盆 茶器三つ組 有田焼白磁 平井萬ニ造 茶托 錫小判形 山中源兵衛作 茶入 錫輪月 山中源兵衛作 茶合 煤竹 水注 染付花紋 有田焼 静山造 茶巾筒 家元好定紋入 清水焼 春山造 替茶碗 定紋人清水焼 春山造 涼炉 白泥素焼 湯沸 白泥素焼 烏府 竹雲斎作 香合 定紋形清水焼 春山造 香 松栄堂 建水 曲げ春慶塗 飛騨庄次郎作 一文字盆 朴の木芭熊盆 菓子器 四方盆かき合わせ 菓子 若竹 大館川越製 茶 鳳凰 大館加藤茶舗 ●鹿角市 鹿角支部席 茶具 旅茶箱 炉屏 家元好 瓶掛 玉柤焼 可笑造 湯沸 同上 茶入 錫家元好 清課堂作 茶合 「和」 峨山作急須 染錦松竹梅紋 十三代柿右衛門造 茶碗 同上 茶托 錫定紋入 家元好 炭具一式 家元好 香合 だるま 可笑造 菓子器藍鍋島 時代物 菓子 藤 小田製
下巻【序文より】家元 諸泉祐陽 「日本礼道小笠原流煎茶」上巻を世に送ったのは、昭和五十二年十一月のことでした。以来、一年をへて、ここに同じく、下巻を刊行いたします。 わずか一年のことですが、この間にも、各地方での茶会や研究会はますますさかんで、当流の着実な歩みと発展のあとをそこに見て、力強くも思い、うれしくも感じております。 人と人とのふれあいから、礼法が生まれます。礼法は、人にゆかしさを与えます。 なにげないしぐさが、見る人の心に残すかげを、人は美しさと呼ぶのではないでしょうか。 礼法は、その美しさをつくり出すのです。 祖父、諸泉祐道は、このことに着眼して、煎茶道と小笠原礼法をあわせた、日本礼道小笠原流を創流いたしました。 当流を学習されるかたがたは、この流の特色を、よく心に留めていただきたいと思います。点前や作法は、単に形だけではありません。 そこに心が伴っていなくては、日本礼道小笠原流の学習とは申せません。 心―それは、思いやる気持ちといっていいかも知れません。 茗主は、お招きした客の気持ちを思いやり、客は、お招きいただいた茗主の気持ちを思いやる。そこに、主客の心が通い合い、ふれあいがはじまります。 日本礼道小笠原流の茶筵は、そのようなものでありたいと願うのです。 この下巻も、上巻とあわせて、心と技の両面からの習練の一助として、ぜひ活用してください。 【目次より】 〔カラー〕 家元の点前 席入り 煎茶の点前 器局棚香羽点前 真 器局棚香羽点前 行 器局棚香羽点前 草 卓式点前 座礼 野点立礼点前 単式丸盆点前 単式角盆点前 単式茶具台点前 単式茶櫃点前 長板点前 雁の点前 扇面点前 双月点前 懐石 本膳 八寸、酒器 お平 強肴 箸洗い 飯器 焼き魚 水菓子 香の物 お湯 各地の煎茶席 黄檗山での野点 新年会での献茶 煎茶の茶花 上殿峨山宗匠の点前 〔一色〕連続写真解説 席人り 器局棚香羽点前 真 器局棚香羽点前 行 器局棚香羽点前 草 卓点前 座礼 野点立礼点前 単式丸盆点前 単式角盆点前 単式茶具台点前 単式茶櫃点前 長板点前 雁の点前 扇面点前 双月点前 懐石 煎茶の茶花 ☆口絵「各地の煎茶席」の道具組み ●山口 瑠璃光寺での茶会(12)の道具組み 炉屏 紅葉狩 茶碗 玉祖焼 可笑造 急須 玉祖焼 可笑造 茶入 堆朱 唐物 茶合 南山作 香合 志野焼 正炎造 瓶掛 玉祖焼 可笑造 湯沸 紫銅茄子形薄嵌 金谷五郎三郎造 建水 玉祖焼 可笑造 ●福山 福寿会館での茶会の道具組み 炉屏 算木 棚 紫檀 茶碗 古染付 急須 紫泥 茶托 木瓜 唐物 水注 時代染付 唐物 巾筒 錆罐 茶入 錫に斑竹 茶合 雲堂刻 香炉 古銅七宝はめ込み 唐物 提 炉 算木 涼炉 春峰造 湯沸 春峰造 烏府 唐物 建水 李朝 盆 竹仙作 帖 田中柏陰筆 ●山口 瑠璃光寺での茶席(14)の道具組み 炉屏 鉄刀木 棚 仙月棚茶碗 京焼赤絵 急須 京焼 赤絵 茶入 唐物 茶合 春甫作 香合 唐物 涼炉 京焼 湯沸 春峰造 ●熊本支部 水前寺での茶席の道具組み 棚 かりん 茶碗 小代焼 急須 小代焼 茶托 紫檀 水注 唐物 巾筒 上野焼 家元好 蓋置 上野焼 家元好 茶入 紫交趾 茶合 唐物 香筒 家元好 香炉 高田焼 涼炉 家元好 湯沸 唐物 烏府 家元好 建水 時代物 一文字盆 かりん ●佐賀 楊柳亭での茶席の道具組み 硯屏 林晁画 だるま 茶器一式 有田焼 柿右衛門造 茶托 錫 家元好 水注 唐物 茶入 有田焼 畑万造 茶合 広野普友作 香合 萩焼 犬 涼炉 玉祖焼 烏府 寿雲斎作 火箸 鳥頭 羽箒 鶴の一羽 建水 有田焼 畑万造 ●鹿児島 磯公園での茶席(18)の道具組み 花入 唐物 李朝徳利 茶碗 上野焼 急須 上野焼 茶托 錫 家元好 巾筒 上野焼 茶入 上野焼 茶合 煤竹 瓶掛 玉祖焼 湯沸 玉祖焼 立礼台 琉球塗 ●鹿児島 磯公園での茶席(19)の道具組み 棚 月見棚 唐物 花入 薩摩焼 茶碗 薩摩焼 急須 薩降焼 茶托 錫 水注 薩摩焼 茶入 薩摩焼 茶合 唐物 香炉 薩摩焼 瓶掛 薩摩焼 烏府 竹編み 火箸 鳥頭 建水 薩降焼 一文字盆 琉球塗 ●鹿児島 重富荘での茶席の道具組み 花入 唐物 茶碗 常滑焼 急須 常滑焼 茶托 錫 家元好 水注 ぶどう童子文 巾筒 黄交趾 茶入 色絵 竜子遊図 竹泉造 茶合 竹 竹痴刻 象谷写し 香合 万古焼 涼炉 紫交趾 平安 宝泉造 湯沸 玉祖焼 建水 平安 宝泉造 大盆 屋久杉 一文字 盆 屋久杉 ●天草支部 水前寺での茶席の道具組み 炉屏 かりん 竹に雀 茶碗 時代 唐物 急須 時代 唐物 茶托 錫 家元好 水注 京焼 巾筒 薩摩焼 茶入 七宝 茶合 紫檀 香合 輪島塗 清峯作 ほうずき 涼炉 時代 唐物 湯沸 時代物 建水 京焼 長板 輪島 真塗
★状態★ 1970年代の、とても古い本です。 函の外観は通常保管によるスレくすみ程度、 二巻とも、パラフィン紙カバー付き、しわ、上下端などに小裂あり。 上巻の巻末に日付と記名あり、表裏見開きにテープ跡、しみあり。 下巻は表裏見開きにしみあり、パラフィン紙を糊付けしてあります。 カラー写真図版良好、目立った書込み・線引無し、 問題なくお読みいただけると思います。(見落としはご容赦ください)
<絶版・入手困難本>オークションにも滅多に出ない、貴重な一冊です。 古本・品にご理解のある方、この機会にぜひ宜しくお願いいたします。
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